平成30年度中小企業・小規模事業者関係の概算要求等のポイント

経済産業省

2017年8月31日

平成29年8月31日、経済産業省から平成30年度中小企業・小規模事業者関係の概算要求等のポイントが公表されました。

来年以降の中小企業を取り巻く環境の変化を、当該資料(PDF)を見て感じておきましょう。

 

資料を見ますと、平成30年度中小企業・小規模事業者政策の重点項目として、

 

中小企業・小規模事業者を取り巻く課題として挙げられる

①経営者の高齢化

②IT導入の遅れ

③人材不足

を克服するため、

 

①事業承継・再編・統合

②IT導入支援

③人材不足対応

について、関連予算も含めて重点的に取り組む、とされています。

 

目立つところでは、

①事業承継・再編・統合による新陳代謝の促進(30要求 91億円←29当初61億円)

②中小企業・小規模事業者におけるIT活用の拡大、③人材不足への対応(30要求 32億円←29当初 17億円)

 

となっており、承継とITに力を入れる方向性です。

また、これまで行われてきた海外展開支援や小規模事業対策推進事業なども継続されるようです

先般公表された事業承継5カ年計画を踏まえた予算組みですね。

 

事業承継や廃業を考えている経営者さんは逐次情報をチェックして、出てきた支援策などを活用されてみてはいかがでしょうか。